シャープ社員 希望退職報道の不足点

シャープ社員が、希望退職者が応募人数を超えて殺到していることが報道されている。その内容を、見ていると少し気になる部分がある。退職給与引当金について、一切報道されていない点だ。

希望退職者報道


  • 希望退職募集者 2000人
  • 希望応募集者 2960人
  • 特別損失 割増退職金253億円は業績予想に織り込み済み

11月20日に発表された内容は、上記の通りだ。
シャープ社員のリストラ殺到は、今後を考えたうえでのことであろう。

気になるのは、3つ目である。

退職給与引当金について

この割増退職金とは退職金に加算される部分であろう。
これとは別に、退職金の引当金を積み立てているはずだが、その詳細について報じられていない。

資金運用の成否によっては、退職給与引当金の過不足が発生する可能性はないのか。

シャープの公式発表の信頼は低下

管理人は、シャープの公式発表は注意すべきであると考えている。
シャープ株価の今後と原因を考えるときに、シャープ提携報道の真相を考えると、別の側面が見えてくる。

シャープ倒産回避の提携報道は怪しいと考えていたが、経営陣で権限が分散しているようだ。

リストラは銀行との約束

さて、シャープ倒産可能性は銀行との約束を履行できるかどうかにかかっていると言っても、過言ではない。シャープの銀行の社内格付け格下げと報道されており、ノッチダウンされると、銀行が回収に走る可能性すらある。

市場からの資金調達は、シャープ倒産寸前と見なされ、格付が格下げされているので、困難だ。
シャープ社員の希望退職報道で、退職給与引当金の積立金の過不足が報道されていない点は、どうも気掛かりだ。

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