シャープ倒産の可能性 確率は94.9%

SHARPの倒産確率を、99.7%としたブルームバーグの記事が削除されている。シャープへの影響が大きいと判断、削除したのであろう。ブルーバーグの記事を一蹴できない位に、シャープは市場の信頼を失っている、押し返す力が無くなっているとも言える。

ブルームバーグ削除記事

午前11時時点でこの記事が削除されている、記事の概略は、スクリーンショットで見ることができる。少し見えにくいので、下記に文字化。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、シャープ債の保証料から算出する5年内のデフォルト(債務不履行)確率は94.9%の高水準に達した。
CDSの保証料から算出なので、クレジットイベントを指しており、倒産はあくまでその一つ。とは言え、5年内のデフォルトは94.9%が想定されている。

シャープは、東電を超える広告宣伝費を計上、報道は注意すべきと、取り上げたが、ブルームバーグにもそれが、及ぶなら驚きだ。市場への影響を懸念して、削除したと思われるが。

シャープのCDS

シャープのCDSは暴騰、倒産寸前の扱いが続いている。11月に入っても、高い水準を維持しており、シャープ格付けをフィッチが格下げしたが、そもそもの値が高すぎて、感覚が麻痺してしまう。

シャープ 格付会社と銀行が格下げ

直近のシャープ格付に注目すると、銀行の内部格付・格付会社の外部格付ともに下落している。銀行は担保を取ったとは言え、融資実行は相当なハイリスクであると言える。


銀行については、三菱東京UFJ銀行が報道されているが、みずほコーポレート銀行も、協調して貸出しを行っており、政治案件であることから、格付を揃えている可能性が高い。

引当を積んだと報道されているが、要注意先の引き当てなどしれている。銀行の経営陣は、今後のノッチダウンで、経営責任を問われる可能性がある。即座に巨額の引当を積む必要がでてくるからだ。

報道削除の理由は市場の信頼がないから

シャープ倒産の可能性が94.9%と報道されたが、報道を削除されたという事は、シャープに報道を跳ね返す力はもうないということではないか。シャープは中間決算を下方修正、半年で4000億円の赤字を計上。市場の信頼を裏切り続けており、最早、信用がないということであろう。

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