シャープ パイオニア株売却 担保と借金返済

シャープが担保となっていた、パイオニア株売却の検討を発表しています。銀行は、パイオニア株を担保としており、売却代金は銀行融資返済になるでしょう。シャープが売却資金を自由に使えると発表すれば、銀行が再建にお墨付きを与えた形になりますが、おそらくないでしょうね。

(1)シャープの保有有価証券は担保設定済

シャープは、保有している不動産と有価証券などを、銀行借入の際に預金担保に設定しています。シャープの資産売却の際に注意すべき点は、保有資産売却により現金化したとしても、銀行が売却代金を担保設定しているかがポイントになります。

(2)パイオニア株を全て売却か

シャープ パイオニア株売却について、2013年4月13日のTBS Newsiが、経営再建中のシャープ、パイオニア株売却へと報じているので見てみましょう。
シャープは筆頭株主としてパイオニアの発行済み株式のおよそ9%にあたる3000万株を保有していますが、関係者などによりますと、これを全て売却する方向で調整しているということです。
シャープはパイオニアの筆頭株主として株式保有を継続していたようですが、株式を売却するようですね。シャープが株式売却で現金を手に入れたとしても、シャープが自由に使うことはないでしょうね。

(3)パイオニア株を担保として拠出済み

株式は主力の取引銀行に担保として拠出していますが、売却すれば60億円あまりに上る見込みで、この資金を負債の圧縮に充てる方針です。また、売却先は複数の企業を想定していて、現在、金融機関を通じて交渉しているものとみられます。
シャープはパイオニア株を、融資を担保としており売却資金は負債に充てるとなっていますが、銀行融資の返済ではないでしょうか。

シャープが売却を検討しているのは、株高により資産リストラのタイミングと判断したのか気になりますね。

(4)シャープの手元資金は増加せず

  1. 負債の減少 銀行融資の返済
  2. 手元資金の増加 銀行がパイオニア株の売却資金に預金担保の設定
  3. 手元資金の増加 銀行がパイオニア株の売却資金に預金担保を設定せず、自由に使える
シャープの負債は銀行融資以外に、償還を控えた転換社債があります。パイオニア株が、銀行担保であったことを考えると、銀行融資の返済になるのでしょう。

シャープが、パイオニア株売却資金を自由に使うと発表すれば、銀行がシャープが復活したことを認めた形になりますが、おそらくないでしょう。パナソニック2013年3月期決算 持ち合い株売却利益300億円を計上しており、最終決算の赤字圧縮に繋がりそうですね。

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